カルナヴァレ美術館
ベルエポック「belle époque」の意味は、美しき時代、良き時代です。
人により、いい時代は幼少期だったり、晩年だったりとあります。
ただ、このラベルエポック「la belle époque」は個人にとっての美しき時期ではなく、フランスの特定の時代として規定されています。
ベルエポック「la belle époque」の意味は?
Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊
ベルエポック「la belle époque」
ベルエポックはフランス語で
「la belle époque」と書きます。
これには、定冠詞の「la 」がついて、「la belle époque」となっています。
不定冠詞の「une belle époque」でななく、「la belle époque」で、○○さんの美しき時代ではなく、フランスであった特定の時代です。
はっきりとした規定がないものの、ラ・ベル・エポックは、主に19世紀末から第一次世界大戦勃発1914年までのフランスの首都、パリが繁栄した時期を指して用いられています。
この良き時期は、19世紀末までには産業革命が進みパリが繁栄していった時期でした。
観光都市となったパリの7区にはデパートのボン・マルシェが建設され、地方から都市へ来る旅行者がパリで買い物をして、フランスでも消費文化が栄えるようになった時代でした。
1900年にはパリ万国博覧会もあり、第1次大戦までは、この良き時代そのもの、美しき時代だったのです。
ベルエポック「la belle époque」の定冠詞
この「la belle époque」言い方は、フランスでも、産業革命を先に行ったイギリスでもありました。
それぞれの国で年代は違っています。
ベルエポック「la belle époque en France」
この時期を話しており、会話の相手もフランスの美しき時代というなら、後ろにフランスをつけなくても通じます。
しかし、イギリスの美しき時代や、欧州の美しき時代など、○○の美しき時代を話し、その中でフランスの美しき時代というならば、
la belle époque en France➡フランスの美しき時代
となります。
これを、個人に使えるかといえばそうでもなく、
époqueは数十年は続きますので、個人の場合は、
période時期を使い、
私の人生の黄金時期、などということもでき、
la meilleur période de ma vie
と言えます。
ミシェル・ポルナレフの美しき時期は、1970年代とも言えます。
la meilleur période de Michel Polnareff
ミシェル・ポルナレフの黄金期、
ポルナレフが税金の支払い問題でフランスを発ちアメリカへ行く前の黄金期です。
「シェリーに口付け」や「愛の休日」など、
いい歌がありましたね。
www.sakurakofr.xyz
www.sakurakofr.xyz