Sakurakoのフランス語勉強部屋

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フランス語の「blasphémer」 ってどういう意味?冒瀆と シャーリー・エブドのテロ事件の関係

 

フランス語の「blasphémer」 はどういう意味?

Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊

 

 

フランス語で「blasphémer 」は、

毒づく、

冒涜する、

ののしる、

 

などの意味で、宗教に絡んだ冒涜です。

 

「insulter」もののしる、の意味がありますが、

違いは、宗教絡みでないことです。

2015年にシャルリー・エブド事件がありました。

イスラムの名の元に、イスラム過激派テロリストが、シャルリー・エブド新聞社を襲撃し、犠牲者を出した事件です。

 

フランスでは、言論の自由を尊重しています。

イスラム過激派テロリストにすれば、イスラム教の冒涜で、冒涜記事を書き綴っていた新聞社を襲撃したのが、

今日から事件の裁判が始まります。

この事件にたいして、言論の自由をマクロさんの意見として伝えています。

 

まとめて見てみましょう。

「blasphémer」 はどんな意味?

「blasphémer 」 は、冒涜する、毒づく、どのの意味です。

フランスは、言論の自由を尊重する国ですので、「神」を題材にした内容であってもジョークを

いうのはありです。

 

 

アラーの神も、ローマ教皇もジョークの題材になっていました。

ローマ教皇が、ジョークの対象になっても、新聞社を襲撃することはなかったのです。

 

● "La caricature n'est pas un discours de haine",

訳➡カリカチュールは、恨みの表現でなない。

 

と、マクロンさんは言っています。

「シャルリー・エブド 」 事件

2015年1月7日、フランス・パリ11区の週刊風刺新聞シャルリー・エブドの本社に、イスラム過激派テロリストが乱入し、社員や、警護にきた警察官ら合わせて12人を殺害した事件です。

シャルリー・エブドは、風刺新聞社です。

同業で、他にはカナール・アンシェネがありますが、風刺内容がより宗教批判が強いのがシャルリー・エブドの特徴でした。

 

この新聞社が襲撃された背景には、テロ事件を風刺が多く、2001年のアメリカの9・11事件以来、シャルリー・エブドが、モハメドも含め、風刺画を掲載していたのです。

 

シャーリー・エブド社が、イスラム原理主義を批判していることは明らかで、過去において、同社の風刺画はフランス国内でも「行き過ぎた挑発だ」と批判されたのはありました。

 

モハメド風刺画掲載後も、関係者も絶えず殺害脅迫を受け警察の警護対象になっていたり、2011年にも火炎瓶が投げ込まれ、火災事件が起きたのですが、風刺をやめなかったのです。

 

強迫があっても、フランス政府から自粛要請されても、モハメドの風刺画を掲載し、決定的には、2015年の1月に、パリ11区のシャルリー・エブド本社が、襲撃となったのでした。

 

事件があってから、まる5年と9か月、今日9月2日から、生き残っている襲撃に関与したとされている、事件容疑者の裁判が始まります。

 

フランスの大統領として、風刺について意見をはっきりというのは、稀ですが、

マクロさんは、はっきりと、

「liberté de blasphémer」

 

と、訪問先のベイルートで立場表明をしていました。

 

これで、また、テロ事件に発展しないことを願います。

 

では、では

以上です。

 

また明日(^^♪ à demain.

 

 

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