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フランス語の「条件法」の勉強法は?ニュースでよく使う表現はどんな?

 

Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊

フランス語を習い始めて、中級にもなってくると、「条件法」がでてきます。

 

「非現実」な言い方ともいわれますが、

ニュースで言われる言い方もあります。

フランス文法には、以下の4つの法があり、

直説法、

条件法、

接続法、

命令法、

この4つのなかの1つが「条件法」です。

条件法は、定形で決まった言い方を覚えれば、うまく使えます。

 

フランス語の「条件法」の使われ方と勉強法

条件法には、仮定表現があります。

もし○○だったら、△△だろう、

という、現在の現実でない仮定の言い方。

また、

もし○○であったなら、△△であっただろう、

という、過去の現実でない仮定の言い方。

 

の2つです。

仮定というのは、過去も現在も、

事実ではないことにたいして、

 

局面が違えば、違った結果だったということになりますね。

例を見てみましょう。

現在➡もし、あと30歳若ければ、マラソン大会に出場しているだろう。

過去➡もし、300年前にスペインがアメリカ大陸を発見していなかったら、インカ文明は消滅されていなかっただろう。

 

などといえます。

どちらも、現在と過去も、

30歳わかくなることはなく、

スペインがアメリカ大陸に行った事実は変えようがありません。

条件法は、非現実です。

AvoirとEtre、の活用の例です。

直説法の現在では、

 

【 Avoir 条件法現在 】

j'aurais

tu aurais

il aurait

nous aurions

vous auriez

ils auraient

 

【 Etre 仮定法現在 】

 

je serais

tu serais

il serait

nous serions

vous seriez

ils seraient

これらは、現在形ですので、

定形文を使うとなると、

 

もし、導入文 + 条件法現在

になりますね。

1.●Si j'étais chômeur j'essaierais de me battre d'abord.

訳➡もし私が失業者であれば、先ずは格闘するだろう。

 

つまり、この人は失業者ではありません。

2.●S'il faisait beau, j'irais faire du vélo.

訳➡もし天気が良ければ、自転車で出かけるだろう。

 

つまり、今は天気が良くないということです。

3.●Si j'avais réussi le concours, je serais entré dans la fonction public.

訳➡もしコンクールに合格していたら、公務員になっていただろう。

 

1と2の導入文は、過去形を使い、現実とは違う状況を言っています。

3の例は、過去の状況で、状況が違っていたらという過去の仮定で、導入文は大過去を使い、

従属文は、条件法過去(serais entré)になります。

 

その他に、定形の言い方の例文を見てみましょう。

【アンサンブルアンフランセのMiwa先生の条件法と仮定の説明↓】

 

 

 

約50秒の部分に、

Ca te dirait de prendre un verre ce soir ?

今晩、一杯飲みに行かないか?

という意味です。

提案文の使い方で、

友人同士でも、このいい方はよく使いますので、覚えておいたら便利ですね。

また、紛らわしいのが、直説法未来との区別です。

 

直接的未来で、

On fera ça, quand tu sera libre.

Quand vous serez à Paris, nous irons voir nos anciens camarades de classe.

 

これらは、一見条件法に見えますが、単純に未来形なだけです。

「○○な時に」は、条件法ではないのは、

もし、私が美人だったら、や

もし、私が失業者だったら、

など、現在とは違った現実を言っておらず、

シンプルに、未来形なだけです。

 

アンサンブルアンフランセのビデオ講座の

文法61と62課で 条件法2で、詳しく解説されています。

 

ビデオ講座の説明が詳しいです。

 

では、ニュースの表現を見てみましょう。

ニュースで使われる条件法

条件法は、ニュースで頻繁に使われています。

ジャーナリストが実際の現場にはいなかった、しかし

報道で、○○と言われている。

 

自分の目で確認はしていないが、どうも○○は△△に行っていたようだ。

などの表現です。

 

行く、se rendre があります。

【本当に行った 】

Le chef de l'État, qui s'est rendu dans le collège de l'enseignant, affirme que ce dernier a été victime d'un « attentat terroriste islamiste caractérisé ».

 

➡これは、先日のイスラム原理主義の青年に教師が殺害された学校に、マクロンさんが赴いた。

とあります。

 

【まだ事実として確認されていない】

これに対し、まだ赴いたかどうかがはっきりしない場合は、

Le chef de l'État, qui se serait rendu dans le collège de l'enseignant, affirme que ce dernier a été victime d'un « attentat terroriste islamiste caractérisé ».

 

どうも、マクロンさんが赴いたようだ。

などと、いう時には、

se serait rendu

といい、ニュースではこの表現が多いですね。

例文を覚えると、使い回しが、体系的に理解できます。

 

【アンサンブルアンフランセのビデオ講座・条件法 】

 

文法中級と上級者セット (58課+61課)

 

文法58課 条件法1          収録時間(71分)

文法61課 条件法2          収録時間(79分)               

接続法は、2課に別れています。

 

ビデオ講座は、今サイトリニューアル価格となっています。

 

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リニューアル価格がいつまでかは、事務局にお問い合わせください。

無料視聴期間は2週間です。

 

条件法は特に、直説法未来と間違いやすいです。

みっちりと、現実と、非現実の状況を使い分けるようにしていきましょう。

 

また、その他に、

条件法の言い方で、

●On dirait que

○○のようだ、

 

という言い方があります。

これも、自分が直接見たわけではないので、

不確実なので、条件法を使った例です。

 

●Auriez vous l'heure ?

今何時でしょうか。

などは、丁寧に時間を聞くいい方です。

 

●Je voudrais un café.

コーヒーいっぱいお願いします。

も、丁寧な言い方です。

 

●Pourriez-vous ○○

○○して頂けませんか。

も、とても丁寧な言い方です。

 

丁寧な言い方をする場合は、これら3つを変形させると

ほとんど言えてしまいます。

 

活用は地道にやっていくしかありません。

頑張りましょう😊