フランス語の「IVG」 ってどんな意味?
フランス語で「IVG」という言い方があります。
これも、Sigleといって、省略形の言い方です。
Sigleには、SNCFがあります。
Société Nationale des Chemins de Fer
これを略して、SNCFと言っています。
フランス語で国鉄の意味です。
IVGは、
Interruption Volontaire de Grossesse,
といい、意味は中絶です。
フランスで中絶が法制化されたのは、1970年代で、これには
ジゼル・アリミ弁護士の社会参加があったのは大きいですね。
アリミ弁護士についても見てみましょう。
「IVG」
「IVG」は
Interruption Volontaire de Grossesse,
妊娠を故意に中断、という言い方がされています。
「中絶」のことです。
フランスでは人工妊娠中絶の合法化に至るまでに紆余曲折がありました。
というのも、堕胎H非合法で、法制化されたのは、1975年です。
それまでは、闇の手術で衛生面でも危険だったのです。
フランスでは女性開放運動が、1970年代から盛り上がり、避妊手段と人工妊娠中絶の自由化を求める動きがありました。
国会議員、大臣のシモーヌ・ヴェイユはじめ、
シモーヌ・ド・ボーヴォワール、
カトリーヌ・ドヌーヴ、
マルグリット・デュラス、
フランソワーズ・サガン、
ジャンヌ・モロー
などの著名人が「私は中絶手術を受けた」と公言し、中絶の合法化を訴えたのです。
運動が展開されるなか、1972年に「ボビニー事件」が起こり、当時16歳の女子学生が友人に強姦され事件でした。
少女は16歳、中絶は非合法行為。
この事件を担当した弁護士が、ジゼル・アリミさんでした。
女子学生はマリー=クレールさんが非合法の中絶をしたとし、お母さんも、医師らとともに起訴されたのですが、中絶を禁止している法律自体が不当であると主張して、アリミ弁護士が無罪を獲得したのです。
中絶手術はフランスでは年間100万人の女性が受けていたということです。
非合法行為での手術は危険です、その中で100万人もの女性は手術を受け、沈黙を守らねければいけなかったのです。
運動の中で、
「Manifeste des 343」と言われているのが、合法化を求める声の請願書でした。
343人が署名した中に、著名人がいたのは大きいです。
その後、一連の当時の著名人の参加もあり、1975年には、ヴェイユ法;が成立され、IVGは合法となったのでした。
感動する運動でした。
以上で~す。
では、では、
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