フランス語で「 j'ai du mal」という言い方よくききますね?
○○し難いというい意味です。
それとは別に「 j'ai le mal 」という言い方があります。
フランス語の「 j'ai le mal 」の意味

ミッシェル・ポルナレフ
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フランス語で「 j'ai le mal 」の意味は、まさしく痛いの意味です。
悲痛なくらい寂しい、
というニュアンスがあります。
「 j'ai du mal」ならよく聞きますが、
「 j'ai le mal 」とはスペルも違い、
この2文は、
定冠詞のle と 部分冠詞のdu です。
「 j'ai le mal 」は心が痛い、
「 j'ai du mal」は、し難いの意味です。
シチュエーションでの使いわけは、
「 j'ai du mal」と「 j'ai le mal 」
「 j'ai le mal 」 の悲痛なくらい寂しい、
この表現は、ミッシェル・ポルナレフの
「フランスへの手紙」
で使われています。
ポルナレフの歌詞では、
ーーーーーーーーーーーーーーー
Tu n'es pas toujours la plus belle
Et je te reste infidèle
Mais qui peut dire l'avenir de nos souvenirs
Oui, j'ai le mal de toi parfois
Même si je ne le dis pas
L'amour c'est fait de ça
ーーーーーーーーーーーーーーーー
とあり、4行目に、
Oui, j'ai le mal de toi parfois
となっています。
ポルナレフは国税局の納税問題で、フランスから逃亡し、
アメリカへ渡り、祖国フランスへの思いを語っていた曲です。
Oui, j'ai le mal de toi parfois
ここでいっているTOIはフランスのことです。
ポルナレフさんがUSへ行ったのは1973年、
この曲がでたのが1977年でした。
5年間もの間アメリカからフランスを思っていたのです。
【フランスへの手紙】
ミシェル・ポルナレフの税金問題とアメリカ逃避について
ミシェル・ポルナレフは税金の未納問題により、
フランスを離れてアメリカに移住することになりました。
フランスに帰国すれば納税問題で逮捕される可能性があったため、
帰りたくても帰ることができない状況に陥っていたのです。
このような境遇の中で、彼はこの楽曲を制作しました。
実は、この税金問題の背景には、有名アーティストに
よくある裏切りがありました。
ポルナレフは付き人(マネージャーや側近)
による横領被害に遭っていたのです。
彼が過度に信頼していた人物に裏切られ、
一時的に深刻な経済的窮地に立たされました。
しかし最終的に、ポルナレフは自分が詐欺の
被害者であることを法的に証明し、
身の潔白を晴らすことに成功しました。
これにより、フランスへの帰国が可能になったのです。
楽曲中の表現「j'ai le mal de toi」について
なお、この楽曲で使われている「j'ai le mal de toi」という表現は、
厳密には正しいフランス語ではなく、歌詞として創作された表現です。
類似表現の比較:
- j'ai le mal de mer = 船酔いで気分が悪い(船上での吐き気)
- j'ai du mal à ○○ = ○○するのが困難である
使用例:
- J'ai du mal à y croire(そのことを信じるのは困難だ)
- J'ai du mal à le faire(それをするのは困難だ)
このように整理すると、ポルナレフの個人的な体験と、
楽曲で使われた独特な表現の両方がより理解しやすくなります。
では、では、以上で~す。
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