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フランス語の「méritocratie」 ってどんな意味?フランス共和国の平等

 

フランス語の「méritocratie」って何?どんな時に使われてるの?

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フランス語で「méritocratie」という言い方があります。

 

「メリトクラシー」と読み、実力主義の意味です。

 

 

実力主義や能力主義というのは、どの社会的階層に属していようが、

努力することで、試験や、コンクール、テストでいい成績を示す

ことができるということです。

 

いい成績であれば、高級官僚にもなり、

社会的地位を向上させることができるということです。

 

(なりたくない人も勿論います)

 

社会の上層カテゴリーに属していれば、

そのまま子孫も高い社会的地位が保証されていた時代もありました。

 

しかし、現在はフランスでは、メリトクラシーで、努力した人間が

努力に応じて、社会的な地位を確立できるということです。

 

平等はフランス共和国の標語の一つです。

「méritocratie」の意味と使われ方

 

実力主義、能力主義のことですが、

 

能力が認められるには、試験やテスト等に合格することです。

 

しかし、試験に合格できるには、試験対策が必要です。

 

この試験対策の準備ができる環境が、

社会的カテゴリーにより、また家庭環境によりできない、しにくいという

状況があります。

 

フランス共和国の標語は、3つあり、

 

フランス語で、

 

【Liberté, Égalité, Fraternité】

です。

 

自由、平等、博愛です。

 

 

社会が平等であるべきですが、

全く平等な社会の国はありません。

 

その面で、フランスは、より平等な社会をつくろうとしています。

 

その例として、

フランスの教育機関には国立が多く、ほとんど学費が無料です。

 

ですので、試験に合格できれば、ほとんど無料で学校へいけます。

 

主席で卒業できれば、また国家試験に合格できれば、要職につくこともできます。

 

 

以上のような、実力主義のことを、

「méritocratie」と言い、

 

フランスの教育政策は、貧困層の家庭でも高等教育が受けられるように

ほぼ無料にしています。

 

家庭も違い、家庭の経済力も様々です。

ですので、試験に望める条件は平等ではありません。

 

日本では、国公立の大学の授業料も年間100万円にも

なりました。

 

低収入の家庭には、大きな負担を強いています。

 

希望の大学に入学できれば、学生ローンを組むことで

通学できます。

 

ないしは、借金返済を大卒後に開始するのであれば、

入学を断念するのが妥当ともいえるくらいです。

 

1998年から日本では授業料が上げられました。

フランスでは、未だ年間の国立学校の授業料が10万円以下です。

 

メリトクラシーが実現できる環境と言えますね。

社会的階層を上った場合には、

「l’ascension sociale (社会的に昇進した)」

という言い方ができます。

 

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