フランス語を学んでいると、否定文の作り方で悩むことはないでしょうか。
というのも基本ルールがあるものの、否定形文にすると、名詞についている冠詞が置き換えられるなどもあり、あす。
基本的な構造と、その否定形文の基本ルールを知って、使っていけるように、使い方をみてみましょう。
フランス語の否定文の構造
否定文の構造は動詞を以下のNe Pasでサンドイッチすることです。
- ne... pas
- ne... plus
- ne... jamais
- ne... rien
- ne... personne
- ne... aucun(e)
- ne... guère
- ne... ni... ni...
- ne... point
- ne... que
を状況に応じて使っていきましょう。
Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊
1.1 否定形文の基本ルール
- フランス語の否定文を作る基本的な構造は、動詞の前に「ne」または「n'」(動詞が母音で始まる場合)を置き、その後に「pas」を加えることです。この構造は以下のようになります:
主語 + ne/n' + 動詞 + pas
例えば、肯定文で「私はフランス語を話します」という文章は「Je parle français.」となり、これを否定文に変えると「Je ne parle pas français.」(私はフランス語を話しません。)となります。同様に、「彼はチョコレートが好きです」という文章は「Il aime le chocolat.」であり、否定文に変えると「Il n'aime pas le chocolat.」(彼はチョコレートが好きではありません。)となります。
1. 動詞の活用形と否定形
- 否定文を作る際は、動詞の活用形にも注意が必要です。特に、主語によって動詞の形が変わるため、正しい形を使うことが非常に重要です。主語が「je」の場合と「tu」の場合で動詞の形が異なるため、否定文を作る際にはその活用形を確認することが不可欠です。
- 例えば、「私は飲みます」という文章は「Je bois.」ですが、これを否定文にすると「Je ne bois pas.」(私は飲みません。)となります。同様に、「君は食べます」という文章は「Tu manges.」ですが、これを否定文にすると「Tu ne manges pas.」(君は食べません。)となります。
1.2 否定形文の冠詞の変化
否定文では、名詞の前にある冠詞が変わることがあります。
1 冠詞の変化: 不定冠詞の場合
- 否定文では、名詞の前にある冠詞が変わることがあります。特に、不定冠詞(un, une, des)は、否定文では「de」または「d'」に変わります。例えば、肯定文で「私は車を持っています」という文章は「J'ai une voiture.」となり、これを否定文に変えると「Je n'ai pas de voiture.」(私は車を持っていません。)となります。
- 同様に、「私たちは子供がいます」という文章は「Nous avons des enfants.」であり、否定文に変えると「Nous n'avons pas d'enfants.」(私たちは子供がいません。)となります。このように、不定冠詞の変化に注意することが重要です。
.2 冠詞の変化: 部分冠詞の場合
- 部分冠詞(du, de la, de l')も否定文では「de」または「d'」に変わります。例えば、肯定文で「彼はワインを飲みます」という文章は「Il boit du vin.」となり、これを否定文に変えると「Il ne boit pas de vin.」(彼はワインを飲みません。)となります。
- 同様に、「彼女は水を飲みます」という文章は「Elle boit de l'eau.」であり、否定文に変えると「Elle ne boit pas d'eau.」(彼女は水を飲みません。)となります。このように、部分冠詞の変化にも注意が必要です。
.3 冠詞の変化: 定冠詞の場合
定冠詞の場合は、否定形でも冠詞の変化はありません。
1.3 否定形文の例文と分析
否定形にするには、動詞をサンドイッチして使い分けます。
1 肯定文と否定文の比較
- 肯定文と否定文を比較して、その違いを理解することが重要です。例えば、肯定文で「私はフランス語を話します。」という文章は「Je parle français.」ですが、これを否定文に変えると「Je ne parle pas français.」となります。
- この比較を通じて、否定文の基本構造や冠詞の変化を具体的に理解することができます。
2 動詞の活用形と否定形の応用
- 否定文を作る際の動詞の活用形について、さらに詳しく学びます。例えば、「私はフランス語を話します。」という文章は「Je parle français.」ですが、「私はフランス語を話し始めます。」という文章にすると「Je commence à parler français.」となり、否定文にすると「Je ne commence pas à parler français.」となります。
- このように、本動詞を否定形にするのが、基本の否定形を応用することができます。
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2. フランス語否定構文と作り方
ヴァリエーションをご紹介します。
1. 基本の「ne... pas」
- 最も一般的な否定形で、「〜ない」という意味です。例えば、「私は食べます」という文章は「Je mange.」ですが、これを否定文にすると「Je ne mange pas.」(私は食べません。)となります。
- この形は、ほとんどの否定文に適用されます。ただし、後述のように、他の否定形に変更する場合もあります。
2 「ne... plus」: もう〜ない
4 「ne... rien」: 何も〜ない
5 「ne... personne」: 誰も〜ない
6 「ne... aucun(e)」: どんな〜も〜ない
7 「ne... guère」: あまり〜ない
8 「ne... ni... ni...」: 〜も〜もない
9 「ne... point」: まったく〜ない
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10 「ne... que」: 〜しか〜ない
11. 「ne... guère」と「ne... point」の使い分け
- 「ne... guère」は「あまり〜ない」という意味で少しの存在を否定し、「ne... point」は「まったく〜ない」という意味で強い否定を表します。これらの否定形の違いを理解することで、状況に応じて適切な否定形を選ぶことができます。
例えば、「私はあまり食べません」という文章は「Je ne mange guère.」ですが、「私はまったく食べません」という文章は「Je ne mange point.」となります。
具体的な例文を通じて、「ne... guère」と「ne... point」の使い分けを学びます。例えば、「彼はそれをあまり信じません」という文章は「Il ne le croit guère.」ですが、「彼はそれをまったく信じません」という文章は「Il ne le croit point.」となります。
- このように、文脈に応じて適切な否定形を選ぶことで、より適切な表現が可能になります。
3. 否定形文のチェックポイント
1. 否定形文を作成チェックポイント
として、動詞の位置、「ne」と「pas」の位置、そして冠詞の変化に注意することが重要です。また、文脈に応じて適切な否定形を選ぶことも必要です。
- これらのポイントを意識しながら、否定形文を練習し、正確な文章を作成できるようになります。
2 書き言葉と話し言葉の違い
書き言葉では「ne...pas」を完全に使いますが、話し言葉では「ne」が省略されることが多く、会話文に親しむ必要があります。
例:
書き言葉:Nous ne voulons pas de problème.(私たちは問題を望みません。)
話し言葉:On veut pas de problème.(私たちは問題を望みません。)
【フランス語の複合過去から半過去、大過去まで使い方を徹底解説のおすすめ動画】
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まとめ
フランス語の否定文の作り方は構造的です。
ですので、Ne Pasで動詞をサンドイッチするとできてします。
上にご紹介した構文の使い分けは、これでないといけないというものでもあります。
要は相手に通じることです。
これらの否定文はそれぞれ異なる場面で使われるのがわかりますので、慣れると適切に使い分けることができるようになります。
こちらの動画もご参照ください。
➡フランス語の初心者のための聞き流しフレーズ100選