Sakurakoのフランス語勉強部屋

フランス語・フランス映画・パリ歴史

フランス語の「Oscars」 ってどういう意味? ロマン・ポランスキーはオスカーから除名?

 

フランス語の「Oscars」 はどういう意味?

Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊

フランス語で「Oscars」は、オスカー賞のことで、正確にはオスカーのトロフィーのことです。

Oscarsには「S」がついて複数形です。

オスカーはトロフィーで、複数あるから、Sがついています。

これらのトロフィーは、アカデミー賞の受賞者に贈られます。

 

アカデミー賞を選出するのが、映画芸術科学アカデミーで、映画監督のロマン・ポランスキーは、このアカデミーのメンバーでした。

同監督は以前少女暴行事件をおこし有罪になり、その後映画芸術科学アカデミーから除名されていたのです。

除名後、1年経過して、カリフォルニアの裁判所が、除名措置は正当だとする判決を下しました。

 

オスカーにまつわる色々な表現を見てみましょう。

「Oscars」 はどんな意味?

「オスカー 」は正確にはトロフィーのことで、

アメリカのオスカーの受賞者を「映画芸術科学アカデミー」という機関が選出します。

このアカデミーが映画監督ロマン・ポランスキーを除名処分したのが2018年でした。

その後、監督が、除名処分は不当だとして、翌年の2019年に同アカデミーを提訴したのです。

 

それから、1年して、同監督の提訴を退ける判決が昨日くだりました。

●Roman Polanski définitivement radié de l'Académie des Oscars

訳➡ロマン・ポランスキーは、決定的にオスカーの映画芸術科学アカデミーから除名された。

 

●Oscars : La justice confirme l’exclusion de Roman Polanski

訳➡オスカー、(アメリカ)司法は、ポランスキーの除名をコンファーム。

 

●Académie des Oscars : Roman Polanski débouté par une juge californienne

訳➡オスカーの映画芸術科学アカデミー、ロマン・ポランスキーはカリフォルニアの裁判官から除名の決断を。

 

というタイトルで、ニュースを飾っていました。

ポランスキー監督は、「ローズマリーの赤ちゃん」、「チャイナタウン」など名作の監督ですが、1978年、当時13歳の少女に性的暴行を加え、有罪判決を受けていました。

その後、フランスに逃亡し、フランスでも作成した映画で、アカデミー賞監督賞を受賞したものの、性犯罪の“前科”があるにもかかわらず、同アカデミーや、フランスのセザール賞ともと良好な関係を保ってきたのです。

 

しかし、フランスでのセクハラ騒動をきっかけに、社会運動や世論の反発もあり、フェミニストの活発な運動で批判が大きくなりました。

2018年には、性的暴行の罪で有罪評決を下された米コメディ俳優ビル・コスビーと、ポランスキー監督も同アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)から除名処分されました。

同アカデミーによる、ロマン・ポランスキーの除名にいたっては妥当な処分であったと、カリフォルニア裁判所は言っています。

 

また、フランスには、オスカー賞に匹敵する、セザール賞があります。

今年のセザール賞では、同監督は「私は弾劾する」で複数のセザール賞を受賞をしたのですが、本人は暴行問題で授賞式への出席を取りやめました。

セザール賞を決めるのもフランスの「アカデミー」で、フランス映画芸術技術アカデミー(Académie des Arts et Techniques du Cinéma)です。

元々、このセザールのアカデミー機関も、体質が古いと批判されています。

  • いつも同じ監督が受賞している、
  • 外人の監督が受賞しない、
  • 新人の監督が選ばれない

などです。

 

今回のカリフォルニアの司法の判決は、フランスの映画にも影響がありそうですし、

セザールからの除名もあり得るのではないでしょうか。

 

より開かれた選出になってくると日の目をみられる映画ができて面白くなりそうですね。

以上です。

 

では、では、

また明日(^^♪ à demain.

 

スカイプの無料体験レッスンの申し込み方は➡こちらから、無料体験レッスンの受け方、入会金約10800円の免除方法もご参照ください。