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フランス語の「oxymore」 ってどんな意味?どんな時に使うの?

 

フランス語の「oxymore」 ってどんな意味?

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【oxymore】

オキシモール「oxymore 」は、名詞で、

矛盾した状態を示す言い方です。

「憧着語法」 とも言われています。

 

これは、2つの単語が相い合わさった、矛盾した言い方になっているということです。

例を見てみましょう。

  • le guerre joyeuse

意味は、楽しい戦争

 

  • un imbécile intelligent

意味は頭の良いアホ

 

のように、相反する意味の単語があいまっていることです。

この言い方「oxymore 」が話題になったのが、先週のことで、内務大臣が

「soupçon avéré」と言ったのです。

この表現の意味がまた微妙です。

 

soupçonが疑いで、 avéréが確認された、

ということです。

 

soupçonの疑いは、事実ではありません。

それが、疑いが確認されたのでは、相反する言い方になってしまいます。

 

フルセンテンスで、ニュースの記事を引用します。

Tout est parti d'une phrase. Christophe Castaner a annoncé, lundi 8 juin, avoir demandé aux directeurs de la police et de la gendarmerie "qu'une suspension soit systématiquement envisagée pour chaque soupçon avéré d'acte ou de propos raciste" de la part d'un policier ou d'un gendarme.

 

引用先 : https://www.francetvinfo.fr/faits-divers/police/violences-policieres/policiers-suspendus-pour-soupcon-avere-de-racisme-pourquoi-cette-consigne-donnee-par-christophe-castaner-a-seme-le-trouble_4001807.html

 

引用文にもありますように、内務大臣が「soupçon avéré」と言ったことは、

警官の容疑者の逮捕時の行動が批判の的になっていた背景があります。

 

Tolérance zéro 」というものでした。

警察内で人種差別も、乱暴も許さない、という意味で、内務大臣が言及したのです。

警官の逮捕時のとり押さえ方が問題視され、それに対する抗議でデモが大きくなっています。

 

警察官や機動隊員が怪しい人物を地面に捕まえ、伏せ締をする行為で、窒息で死亡に至るなどが許されてはならないということです。

 

マイノリティーが逮捕の対象になっていることに、デモを主催してる側が訴えています。

 

そんな背景で、内務大臣が世論向けに警察の行動にかんしてフォローをしたのが、

逆に、言い方が軽率で、野党から避難を浴びてしまいました。

 

確かに、矛盾した言い方でした。

また、この「憧着語法」 の他に、「pléonasme プレオナスム」があります。

 

プレオナスムは、重語で、

上に登る、下に降りるなど、同じことをいう言い方です。

プレオナスムも、オキシエールも、覚えておいたほうがいいですね。

 

 

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