フランス語の「protectorat」 ってどんな意味?
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フランス語で「 protectorat」という言い方があります。
発音すると「プロテクトラ」です。
レバノンの首都ベイルートで軍倉庫の爆破事故がありました。
死者150人、負傷者5000人と悲惨な状況です。
事故後にフランスからすぐにレバノンへマクロンさんが被災地訪問に向かいました。
そこは、レバノンが旧フランスの「protectorat」の国だからです。
そこで、マクロンさんが援助を出すと約束をしたのです。
しかし、現レバノンの責任者の国統治の政策を同時に批判もし、
問題発言とも解釈されています。
「protectorat」 と、「colonie」
の、2つの言い方をまとめて見てみましょう。
「 protectorat」
「 protectorat」は、プロテクトラと発音し、
保護国という意味です。
今この保護国という言い方がニュースになっているのは、
マクロンさんの発言が問題視されているからです。
●« Le Liban n’est pas un protectorat français » : le bain de foule de Macron à Beyrouth fait grincer quelques dents
と言いうような言い方がされています。
訳➡「レバノンはフランスの保護国?」ベイルートで人をかき分けて進むマクロンさん人だかりは、歯ぎしりさせる。
という言い方がすぐさまされました。
背景は、経済的な復興の援助はするが、今のレバノンの政治体制では、援助をしても効果がないので、
(レバノンは現在経済危機に面しており、国の半数の国民が貧困に喘いでいる状況)
経済援助はできるが、国も変わる必要があると言ったものです。
マクロンさんの言っていることは、たぶん正しいのです。
ところが反感を買ったのも事実で、(fait grincer quelques dents)という言い方になってしまったのです。
対等な国どうしては、主権侵害発言です。
フランスがアメリカに対しても、日本に対してもする発言ではないのは事実ですし、
過去の保護国という歴史があったことから、フランスと保護国へのものの言い方を彷彿させることになったのでした。
野党の、メランション党主から早速、以下のtwがきていました。
「Le Liban n’est pas un protectorat français.」と指摘しています。
レバノンはフランス領ではない。
他国への政策干渉発言には慎重をきさないと、せっかくの援助が台無しなのと、
フランスからの援助額も、政策干渉発言がある割には多額にならないようなことも言われています。
レバノンがフランスから政治的独立をしたのが、1944年1月で、フランス軍は1946年には完全撤退をしています。
この保護国とは違うのが、「植民地」で、
植民地(colonie)とは、当事国政府の支配下にある領土のことで、本国の政治的・経済的支配下に置かれていた地域。
完全に本国の主権下にある領土で、フランスの植民地の1例がアルジェリアでした。
アルジェリアももちろん今は独立しています。
モロッコは、レバノンと同じくフランスの保護国で、植民地ではなかったのです。
アフリカは資源豊富な国が多く、その資源採掘にフランスが植民地化を行い、
工場設立、インフラ整備も行ってき経緯もあります。
●une colonie française ーフランスの植民地
●un protectorat français-フランスの保護国
これら、植民地国も、保護国も、支配国との関係はデリケートです。
では、では、
以上で~す。
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