フランス語の「rentrée(ラントレ)」は、日本の「新学期」に相当する言葉です。
がその意味合いは日本よりもはるかに広範囲にわたります。
この言葉は単に学校が始まることを意味するだけでなく、フランス社会全体のリズムを表す重要な概念として機能しています。
「rentrée」- 新学期の使い方
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学校教育における「rentrée scolaire」
基本的な意味
「rentrée scolaire(ラントレ・スコレール)」は学校の新学期を指し、通常9月の第1週に始まります。フランスでは夏休みが約2ヶ月間と長いため、この時期は学生、教師、そして家族にとって一年の重要な節目となります。
例文とその解説:
- "La rentrée scolaire a lieu début septembre." (学校の新学期は9月初旬に行われる)
- 「a lieu」は「行われる、開催される」という意味
- フランスの教育制度の特徴を表す典型的な表現
- "Les élèves préparent leur rentrée avec enthousiasme." (生徒たちは熱意をもって新学期の準備をしている)
- 「préparent」は準備する、「avec enthousiasme」は熱意をもって
政治・社会における「rentrée politique」
政治的新学期の概念
「rentrée politique(ラントレ・ポリティク)」は、夏休み後の政治活動の再開を意味します。フランスでは8月に政治家たちも長期休暇を取るため、9月は新たな政策発表や重要な政治的議論が活発化する時期となります。
例文とその解説:
- "La rentrée politique s'annonce mouvementée cette année." (今年の政治的新学期は波乱に満ちたものになりそうだ)
- 「s'annonce」は「〜になりそうだ」という予測を表す
- 「mouvementée」は「波乱に満ちた、動きの激しい」
- "Le président prépare des réformes importantes pour la rentrée." (大統領は新学期に向けて重要な改革を準備している)
経済的側面:学用品費の負担
家計への影響
フランスでも日本と同様、新学期の時期は学用品や衣類の購入で家計に大きな負担がかかります。特に複数の子どもがいる家庭では、この「rentrée」の出費は深刻な問題となることがあります。
例文とその解説:
- "Les fournitures scolaires coûtent de plus en plus cher à la rentrée." (学用品は新学期になるとますます高くなる)
- 「fournitures scolaires」は学用品
- 「coûtent de plus en plus cher」は「ますます高くなる」
- "Les parents s'inquiètent du budget de la rentrée." (親たちは新学期の予算を心配している)
- 「s'inquiètent」は心配する
- 「budget de la rentrée」は新学期の予算
スーパーマーケットで
新学期前のスーパーマーケットでは、親たちが学用品の値段に驚く光景がよく見られます。
例文とその解説:
- "Oh là là ! C'est vraiment très cher !" (あら!本当にとても高いわ!)
- 「Oh là là !」はフランス語の感嘆詞で、驚きや困惑を表す
- 「vraiment」は「本当に」、「très cher」は「とても高い」
- "Maman regarde les prix au supermarché et dit : 'Mon Dieu, comme c'est cher !'" (お母さんはスーパーマーケットで値段を見て「なんてことでしょう、なんて高いの!」と言う)
- 「regarde les prix」は「値段を見る」
- 「Mon Dieu」は「なんてことでしょう」という驚きの表現
- 「comme c'est cher !」は「なんて高いの!」
- "En voyant le prix des cahiers, papa soupire : 'Ça va encore coûter une fortune !'" (ノートの値段を見て、お父さんはため息をついて「また大金がかかりそうだ!」と言う)
- 「en voyant」は「〜を見て」
- 「soupire」は「ため息をつく」
- 「ça va coûter une fortune」は「大金がかかる」という口語表現
- "Les parents comparent les prix en murmurant : 'L'année dernière, c'était moins cher.'" (親たちは値段を比較しながらつぶやく「去年はもっと安かった」)
- 「comparent」は「比較する」
- 「en murmurant」は「つぶやきながら」
- 「moins cher」は「より安い」
政府の支援策
フランス政府は低所得家庭向けに「allocation de rentrée scolaire(ARS)」という新学期手当を支給しています。
例文:
- "L'allocation de rentrée scolaire aide les familles modestes." (新学期手当は低所得家庭を支援している)
- "Heureusement, nous recevons l'ARS pour aider avec les dépenses de rentrée." (幸い、新学期の出費を助けるためにARSを受給している)
- 「heureusement」は「幸い」
- 「nous recevons」は「私たちは受け取る」
- 「les dépenses」は「出費」
まとめ
「rentrée」は単なる暦上の区切りを超えて、フランス社会のリズムを決定する重要な概念です。
この時期には、それに新しいテレビ番組が始まったり、新商品が発売もされ、社会全体が新たなサイクルを開始します。
スーパーマーケットでの親たちの嘆きの声も、この重要な社会的イベントの一部として、フランスの日常生活に深く根ざした現象なのです。
ではでは~
以上です。
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