
ジャン・リュック・ゴダールの映画・〚勝手にしやがれÀ bout de souffle〛
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先日9月13日に、ヌーベルバーグの父と言われている、フランスの映画監督ジャン・リュック・ゴダールが、91歳でした亡くなりました。
いくつかのヒット作がありますが、中でも勝手にしやがれ(À bout de souffle)は、ゴダールの大ヒット作です。
これは処女作で、一躍有名になったゴダールでした。
この映画の邦題は、「勝手にしやがれ」ですが、フランス語題は、「À bout de souffle」です。
息切れの果てにというニュアンスです。
というのが、刑事に追われ、撃たれてからも走って息切れをし、そこで最後の息をひきとるのを、言い表しています。
「 デギュラス dégueulasse 」の意味
「デギュラス dégueulasse」と言い方が最後映画を締めくくっています。
最低、の意味で、君は最低だと、ジャン・ポール・ベルモンドが言って死んでいくのが印象に残るラストシーンなのです。
この映画の主人公は二人、アメリカ人のガールフレンド、パトリシア(ジーン・セバーグ)と、ミシェル(ジャン・ポール・ベルモンド)がいます。
最後にパトリシアがミシェルを警察に通報をして、ミシェルが警官に撃たれ死んでしまうのでした。
「デギュラス dégueulasse」、「最低」という言葉を最後にミシェルが言うのです。
•ミシェル: Tu es vraiment dégueulasse. ✨パトリシア: Qu' est-ce qu'il a dit ? •警官: Il a dit que vous êtes vraiment "une dégueulasse". ✨パトリシア: Qu'est-ce que c'est "dégueulasse"?
•ミシェル: 「君は本当に最低だ」 ✨パトリシア: 「彼はなんて言ったの?」 •刑事: 「あなたは本当に最低だ」と言いました。 ✨パトリシア: 「最低ってなに?」
という最後でした。
デギュラス dégueulasseと最後にジャン・ポール・ベルモンドに言われても、アメリカ人のパトリシア(ジーン・セバーグ)はその意味がわからず、
デギュラス dégueulasseとはどういう意味かと聞いて、「最低だ」と言われる、という最後でした。
印象に残るラストシーンでしたね。
この dégueulasseは、男性、女性も同形で変化なしです。 Chaussures dégueulasses 汚い靴とも言えます。
以上で~す。
では、では、