「de retour」 の意味と使い方
Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊
電気、ガス、ガソリン代の高騰があり、何故こんなに値段が上がるとおもいきや、政府は収入の一定以下の世帯に100ユーロの支給をすることを発表しました。
ただ元々、何故こんなに値段が上がるのかも疑問ですよね。
収入が上がらないところに、生活の固定費料金が上がれば、政府は何をしているのと思います。
そこで出て来たのが、ジレジョーヌです。
「de retour au rond-point」
ジレジョーヌのデモがフランスに巻き起こったのは、2018年の10月からでした。
それから、デモは10ヶ月続きはしましたが、低所得者の収入が上がることはなしに、そのまま年金改革反対のデモやストライキとなったのです。
交通網の麻痺に加え、オペラ座等のアーティスト組織もストライキに参加し、国中の多くの機能がマヒしていたのが、2019年終わりです。
そして起こった、コロナ感染危機。
こうなれば、感染しないように、ジレジョーヌも、アーティストも、組合員もストもデモ一時中止です。
「ジレジョーヌ」はどうしているのと思っている方もいるのではないでしょうか。
そして、コロナ感染対策の衛生パス用意の反対でもと同時進行で、今月10月23日の土曜日に、ノルマンディーの、カルバドス地方の、道路交差点で、ジレジョーヌ約80人が終結したということです。
●Près de 80 Gilets jaunes de retour au rond-point Lazzaro à Colombelles, ce samedi 23 octobre
このde retourは、戻るの意味で、約80人のジレジョーヌが、10月23日の土曜日に、コロンベルのラッツロの分岐点に戻ってきたという意味です。
de retourはバカンスで戻ってきたなどにも使える表現ですね。
●Je suis de retour des vacances
バカンスから戻ってきたところだ。
●Je suis de retour depuis une semaine
戻ってから1週間。
バカンス時や旅行時には良く使われる表現ですが、今回のジレジョーヌの再開は今後どうなるのかと思うくらい、エネルギー値段の高騰にはビックリしますね。
とりあえず、低所得者層には一人100ユーロの支給があるようですが、今年になって、ガスの夏から大きな値上げがあり、細かい値上げも含めて約50%の値上げとなっています。
フランスでは、ガスの天然資源がなく、輸入に頼っていること、またコロナ明けの経済回復でガスの需要が高まったことで需要と供給バランスによるということです。
100ユーロが支給されるのは、エネルギーの高騰に対してです。
ジレジョーヌは地方郊外に住み、車の移動が必須です。現在ガソリン代の高騰を賄う手当は政府は約束していません。
同じde retourでも、もっと際立った景気回復となってほしいものです。
では、では、
以上で~す。