フランス語の「parloir」って何?
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フランス語のパルロワール「Parloir」は、居間、客間のことです。
居間や客間のような一般的な意味の他に、
刑務所内の面会室の意味があります。
フランスでもコロナウイルス感染問題が深刻で、
そんななか刑務所の面会が禁止となっていました。
老人ホームにも行けないというのがありましたが、
状況は違いました。
エス・デー・エフといい、生活保護者の収容先をみつけるとこ、
そして刑務所の受刑者の待遇と管理が問題でした。
刑務所問題は費用がかかり、
深刻な状況でした。
フランス語の「parloir」って何?
「パルロワール」は、フランス語で 「Parloir」と書き、
居間、客間、面会室のことです。
この面会室は受刑者にとって大事な空間で、
家族に会えるなくてはならない、場所です。
ところが、コロナウイルス感染防止策で、フランスの刑務所でも面会が禁止となりました。
面会禁止になったのが、去年の3月17日。
フランスで外出制限となった日に翌日です。
コロナウイルス感染防止の為に、市民は外出制限状態です。
外出制限は、感染を抑えるためにもっとも効果的な方法と言われています。
外出制限になった背景に、フランスではマスクが圧倒的に不足しており、病院の医療班はもちろん、一般医にさえも、マスクが十分にいきわたっていませんでした。
病院内の医療班の中にも、感染者がでてしまっています。
マスクもないなら、刑務所での面会を禁止にするのがコロナウイルス感染防止に一番の安全策です。
ところが、話しは簡単ではなく、面会時には家族がカナビスを持ってきている場合が多く、受刑囚はそれをうけるルートとなっています。
鎮静の効果があるということで、刑務所内でも、黙認されている状態です。
面会がなくなれば、ルートが遮断され、受刑者は手にできません。
フランスが面会の禁止を行う前に、イタリアも面会の禁止を行い、暴動があったのです。
●La suppression des parloirs a entraîné une série de mutineries et de violentes émeutes dans de nombreux établissements pénitentiaires,
訳➡面会が廃止は、刑務所内で一連の激しい暴動の引き金となった。
受刑囚が刑務所の屋根に上がっている様子です↓、その後脱獄していました。
イタリアもフランスも、刑務所の人口密度が高く、雑居房は約9,3平米に3人。
基本的人権が守られていない状態の中暴動がありました。
「mutinerie 暴動」
イタリアの暴動は、面会の禁止から起ったのですが、
フランスでも同じ現象がおこってたのです。
過密状態からのストレスと、コロナウイルス感染の恐怖もあり、面会が禁止になってから、フランスでもイタリアと同じ状況と。
ストレスが重なる状況には、面会禁止の他に、アトリエといって、読書の時間などリクレーションが取りやめになったのもあり、受刑囚にとっての監獄生活の悪化です。
刑務所内でもっと激しい暴動が起こるリスクが高かったのです。
結局のところ、大きな問題にはならなかったのですが、服役囚の牢獄の環境が悪化していた原因には、
過密となっていた人口密度がありました。
これは、2019年にあったフランスの弁護士のストがありました。
航空パイロット、警官、軍人の労働組合は、年金の良い条件を手に入れたのですが、
弁護士は条件が悪化したのです。
それで、服役囚の裁判が行われず、囚人の数が増えたのでした。
社会問題をもたらしていました。
では、では、
以上です。
【関連単語】
parloirs 面会
suppression 廃止
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détenus 受刑囚
établissements pénitentiaires 刑務所
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