フランス語の「inégalité」って何?どんな時に使われてるの?
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フランス語で「イネガリテ」という言い方があります。
「inégalité」と書いて、不平等の意味です。
美人でないとか、スタイルが悪いとか、持って生まれた容姿でどうのというよりも、
人生のスタート時点の家庭環境で、受けられる教育レベルが違ってきたりもあります。
教育レベルと、その後の収入には相関関係があり、社会の中で不平等を生みます。
それぞれの社会カテゴリーでつける職種が違い、
手にする金額は違いますし、
全く平等な社会はないのは当たり前ですが、
コロナウィルス感染で不平等が進行しています。
このinégalitéは名詞で、不平等、
平等はフランス共和国の標語の一つで、平等という言い方も
一緒にみてみましょう。
「inégalité」の意味と使われ方
意味は、不平等で「inégalité」と書きます。
フランス共和国の標語の一つに、平等があります。
その3つはフランス語で、
【Liberté, Égalité, Fraternité】
自由、平等、博愛
です。
どの国でもすべての人が自由、平等、博愛が享受しているとも思えませんが緊急時には、
富めないものがより危機的な状況に置かれるのも事実です。
戦時下では、富めないものが前線に送り込まれます。
戦後から年月も経過しました。
約半世紀です。
しかし、今回のコロナウィルス感染危機で一部の人が勤務先で、より危険な状態になっていました。
政府はテレワークを促しています。
いわゆる管理職に分類される人達が、家でpcを使いテレワークをしています。
危険な職業は、
* 病院内の医師、看護師
* スーパーのレジ係・警備員
* 交通機関の運転手・コントロール係
いわゆる、人と接する時間が多い職業です。
通常であれば、危険な職業ではありません。
ところが、病院勤務の医師以外は、給与が高くありません。
いわゆる一般的にの社会が高評価していない職業で
高給とならない職業です。
評価がひくかろうが、高給にしていればいいのですが、
薄給で毎月貯金もできなく、緊急時に危険と思っても
勤務をしないいけない状態です。
フランスで外出制限は2回ありました。
1回目は、外出も、家の近所半径1キロ以内、1時間以内に戻ってこなければなりませんでした。
時間や距離制限がなければ、遠くても安いスーパーに行けます。
しかし、制限下では、高くても近所のスーパーで買い物となります。
また、制限下では、学校も閉鎖されており、子供は自宅で食事です。
給食には、補助金がつくので、自宅で食事をすると割高になります。
また、
工事現場、清掃作業、レジ作業などで、コロナ感染の危険があると言われており、十分な安全対策がとられいません。
カジノというスーパーでレジ係で勤務していた女性が犠牲となり病院で亡くなりました。
組合は、職場の安全処置を講じるように訴えていました。
職業の区分以外では、女性と男性と比較すると、男性の給料が女性のそれよりも約30%高くなっています。
給与ばかりが、男女の不平等を生むわけではありませんが、
外出制限下では、密室に、たとえば30平米のアパートに4人で生活する状態でも、
外出が自由にできません。
そうなれば、家庭内暴力は増え、それで犠牲になるのは、女性や子供です。
内務省の発表では約3割コロナ下で暴力が増えた発表していました。
同じ4人で生活していても、一軒家や大邸宅に住んでいる家庭であれば、
家庭内暴力が発生する可能性も少ないのです。
外出禁止となり、弱者のサポートを行っているNPO法人も活動制限をせざるおえなく、サポートがいきわたりませんでした。
不平等下の弱者がもっと弱者化しています。
コロナウィルス感染である一定の職業が危険にされされているのは事実ですが、ニュースになり難い弱者の命も危険にさらされる構図となっています。
【関連単語】
inégalité 不平等
Liberté 自由
Égalité, 平等
Fraternité 博愛
constitution de la Cinquième République 第五共和制の憲法
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