フランス語の「bobo」ボボと言えば
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フランス語で「bobo」ボボ
という言い方をたまに聞きますね。
boboは
Bourgeois-bohème
の
boとboを取った言い方です。
定義が難しのですが、人が属しているカテゴリーの一つで、
生活に困らないだけの収入があり、どちらかというと高学歴で、文化的な生活をしている人達のことを指しています。
パリ市内なら、
4区のバスチーユ広場(フランス革命が始まった場所)
11区のフェデルブ(バスチーユ広場へ通じている場所)の辺り、
14区のダンフェール・ロシュロー(モンパルナス駅へも近い場所)
の辺りなどは、ボボの雰囲気がただよっています。
ボボは、高価なブランドにはそう興味はなく、キラキラ、ギラギラした時計などを所有することにも興味がないのです。
先日パブロ・ピカソの美術展を見てきたのですが、ピカソがパリに最初に来たのは1900年、居住先を探し、カタロニア出身者が多い、モンマルトルの丘に住み始めることになったのですが、当時はモンマルトルに画家が多く、ボエムbohèmeな地区だったのです。
「bobo」ボボ
ボエムとボボの関係は、
Bourgeois-bohème
ブルジョア、ボエム
の定義は先ほど言った内容で、フランス語で以下のようになっています。
« une personne qui a des revenus sans qu’ils soient faramineux, plutôt diplômée, qui profite des opportunités culturelles et vote à gauche».
引用先、ウイキペディア
Bourgeoisブルジョアだけなら、お金があるの意味ですが、それにbohèmeがついているので、お金があって、他人の価値観に囚われない生活を好む人達です。
ある意味で、ジプシーがボヘミア人とも言われていますが、フランス語でのボボは、ブルジョワがついています。
Youtubeでビデオがありました。
芸術家でお金があると、ボボになることになりますが、芸術では食べられないことが多いです。
ですので、今はボボは会社員などが多く、画家として大成功を納めたピカソは、最初パリに到着したときは、お金もなかったので、ボボでしたが、成功後はブルジョアになってしまいました。
ピカソの例は分かりやすいですね。
ピカソ展は今パリのフランス国立歴史移民博物館
Le musée de l'histoire de l'immigration
にて開催しています。
フランス人へ帰化を申請していたのですが、却下された経緯などの説明もあり、そんな時代もあったという盛りだくさんな説明がある美術展でした。
では、では、
以上で~す。
また次回に。