Sakurakoのフランス語勉強部屋

フランス語・フランス映画・パリ歴史

フランス語の「Provence」 ってどういう意味? プロヴァンスとプロヴォンスの違いは?

 

フランス語の「Provence 」 はどういう意味?

 

Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊

フランス語で「Provence 」は、プロバンス地方とか、プロヴァンス地方とも言われています。

トマトのファルシーとか、ハーブで有名ですね。

この日本語カタカナの「プロヴァンス」ですが、

 

聞き取れるのは、

フランス語で

「Province」です。

ところがプロヴァンスは、

「Provence」 になります。

ProvinceとProvenceは違います。

「Provence」 はどんな意味?

「Provence」 が日本語のカナカナで言っている、プロバンス地方です。

そして、プロバンス地方は、

プロヴォンスと発音すべきです。

ただ、ややこしいのは、このプロヴォンスは、

フランスの地域圏の名前の中にありますが、プロヴォンス地方という名前はないのです。

 

フランスを行政区分すると、

2016年に地方が再編され、地域圏が現在18地域あります。

 

その中に、

「プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地域圏」

●Provence-Alpes-Côte d'Azur

があります。

 

そして、この地域圏の中に、6県があり、

  • Alpes-de-Haute-Provence (04)

 

  • Bouches-du-Rhône (13)

 

 

  • Hautes-Alpes (05)

 

 

  • Alpes-Maritimes (06)

 

 

  • Var (83)

 

 

  • Vaucluse (84)

 

 

この6県の中の一番上から2つ、

 

「アルプ・ド・オート・プロヴァンス県」

●Alpes-de-Haute-Provence、

 

「ブーシュ・デュ・ローヌ県」

●Bouches-du-Rhône

➡県庁所在地 マルセイユ

➡郡庁所在地 エクス・アン・プロヴァンス

 

 

の2県には、プロヴァンスの名前があります。

エクス・アン・プロヴァンスは、ポール・セザンヌが生涯過ごした町としても有名で、

お菓子の「カリソン・デ・クス(calissons d'Aix) 」が名産菓子として、有名です。

 

 

ややこしいのですが、プロヴァンスと言われていますが、現在は

プロヴァンスと単独で言われる県や、地域はないということと、

プロヴァンスではなく、プロヴォンスです。

 

それに対して、「Province プロヴァンス」は、地域圏の意味で、現在は、Region に置き換えられました。

ですので、地域の意味では使われなくなりました。

 

使われる言い方としては、地方都市の意味で、首都パリとの対比をなす言い方です。

パリが首都、それ以外の地方が、プロヴァンスです。

 

ですので、駅に行って「プロヴァンス行の切符を1枚」と言っても、通じません。

 

では、「プロヴァンス」という言葉は、もうどこでも使われていないの?

というと、文化的にのこっています。

 

例えば、La Provence というプロヴォンス地方という概念は文化的な意味でのこっています。

いくら行政区分で、 Provence 地方というものがなくっても、何百年のつづいた地方の言い方はあり、

バカンスに、プロヴォンスに行ってきた

Je suis allé en Provence,

などはありますが、行政区分では、曖昧な言い方になってしまっています。

 

では、では

以上です。

 

オンラインスクールの

【アンサンブルアンフランセ】

 

スカイプの無料体験レッスンの申し込み方は➡こちらから、無料体験レッスンの受け方をご参照ください。

入会金約10800円の免除方法も書いています。