フランス語の「rocambolesque」って何?どんな時に使われてるの?
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「rocambolesque」の意味と使われ方
意味は驚くべき、奇想天外な、などですが、
銀行強盗や、闇金、模造品の販売で、
あっと驚くような手段を使った時に
使われる表現です。
Alexandra de Taddeo et Piotr Pavlenski : leur rencontre rocambolesque
訳➡アレクサンドラ・テデオとピエトロ・パヴロンスキイ、彼らのおどろくべき出会い。
この二人の出会いといっても、日本ではほぼ無名ですが、
去年の3月にフランスの地方選挙があり、パリ市長選へ与党の擁立候補が、個人的な性的な問題が発覚し、立候補を取り下げました。
立候補を辞退したのは、Benjamin Griveauxといい、政府の官房長官をしていた人です。
この元官房長官は結婚している二人の子供の父親で、先ほどのカップルの女性のほうの、アレクサンドラ・テデオと関係を持っていたことがわかったのです。
性的な自動画を彼女へ送りつけていました。
それが、ある日、どういう訳か、地方選挙直前にネットで公開されたのです。
妻子のある、パリ市長候補者の自撮り動画がネットにながれ、SNSで拡散され、とんでもない回数が再生され、あっという間にこのBenjamin Griveauxの過去が周知のことになったのです。
フランスでは、個人の事情は、あくまでも個人的なことと解釈されます。
大統領の愛人の子供も葬儀に参列できるのは、政治家として大成もし、国に貢献したのであれば、愛人がいようが、個人の問題として考える傾向が強いです。
口をだすのは、民主主義に反するとま政治家のコメントがありました。
驚いたことに、景気が落ち込み、政治家として愛人との関係につやしている時間があるなら、国政に専念しろという意見は、表立ってでない国です。
ところが、流石に、SNSで代拡散となり、Benjamin Griveauxは、家族にこれ以上恥をかかせたくないということで、立候補を断念したのでした。
当の動画を流した、Piotr Pavlenskiは民主主義のための自撮り動画をながしたと言っていました。
Piotr Pavlenskiと女性の二人の出会いは、実際のところ驚くべき因果で、のちにパリ市長選の結果を変えることとなったのです。
3月最初から、2週間はずっとこのBenjamin Griveauxのニュースが出回っていましたが、それもコロナ危機以降は、すっかりと忘れられていました。
その他に、rocambolesqueの例として、
La fuite rocambolesque de Carlos Ghosn
カルロスゴーンの奇想天外な逃亡、
Napoléon III, histoire d’une rocambolesque évasion
ナポレオン3世、その奇想天外な逃亡、
普通では考えつかないような方法を思いついた、といようなニュアンスがあります。
また、カルロスゴーン被告は、現在レバノンへ逃亡中です。
奇想天外ではありませんが、
取り締り役員など、高額所得者が、大金の退職金を手にして解雇されることを、
フランス語で、「パラシュートドレ」と言っています。
パラシュートドレ失業となり、職を失っても、金ぴかの落下傘で落ちるのであれば、
それも大金の解雇金を手にしてというイメージがあり、身に危険がないというニュアンスです。
SMICで働く人が、失業になると、パラシュートドレにはなりませんね。
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では、では、
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