Sakurakoのフランス語勉強部屋

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フランス語の「tribune」って何?状況と使い方まとめて説明します

 

フランス語の「tribune」はどういう意味 ?

Sakurakoのフランス語勉強部屋は【パリジャーナル】の中のフランス語学習に特化したブログです😊

フランスの新聞に「ラ・トリビューン」という新聞があります。

日刊紙です。

トリビューンは、この新聞の名前の他にも、一般名詞として、演説の意味があります。

そのほかには、いろいろな場面で使わていて、物理的には建物の中にもあったりで、

新聞や場所とは関係なく、強い主張のあるメッセージの意味でも使われています。

それで、この単語がわからないだけで、リスニングが難しくなる単語です。

言い回しをみてみましょう。

 

「tribune」

トリビューン はフランス語で「tribune 」で、

一つには、日刊紙の「la tribune」があります。

その他には、新聞名とは全く関係なく、

国会議事堂(下院)の傍聴人が座れる傍聴席の意味もあります。

 

ちなみに、

下院のフランスの国会の場が半円形になっているので、「エミシィクル 半円形」とも言われています。

その他にも、トリビューンは、

* ギリシャ建築の半円形の劇場の席、

* 教会の中の席、

* 音楽講堂内のバルコニーの席、

などがあります。

 

ここまでは、建物に関係する「席、傍聴席」ですが、

演説という意味では、

たとえば、国会での演説もトリビューンといいます。

演説は、国会だけにかぎりませんし、国連などでもありで、その他、会場での演壇のことを言います。

そのほかに、トリビューンには、投書で強いメッセージでも使わてもいます。

 

「tribunal 」が裁判所の意味で、その派生語として、訴えるの意味に近い、新聞の中の投書など、

たとえば、フランスの新聞で大手の新聞には、「 tribune 」欄があります(^^♪

最近の例では、「セザール賞」への提起がありました。

フランスの映画界には、セザール賞という賞があり、アメリカのアカデミー賞に匹敵する賞です。

 

「アカデミー」という、フランスの映画芸術技術アカデミー(Académie des Arts et Techniques du Cinéma)がこの賞を選出しています。

ところが、このアカデミーの体質が保守的すぎると批判があり、アカデミーの体質改善の提起がありました。

「Une tribune signée par 200 personnalités dénonce le fonctionnement des César」

訳➡セザール賞の機能に抗議する200人のスターがトリビューンにサインした。

という内容でした。

このセザールのアカデミーへの「トリビューン」はルモンドという新聞に掲載されました。

 

トリビューヌという欄があります(^^♪

> 200 personnalités du cinéma français dont Omar Sy, Bertrand Tavernier, Céline Sciamma ou Agnès Jaoui réclament une « réforme en profondeur » de l’Académie des César, dans une tribune publiée lundi soir sur le site du Monde.

 

引用先 https://www.charentelibre.fr/2020/02/11/une-tribune-de-personnalites-du-cinema-etrille-le-fonctionnement-des-cesar,3557997.php

このようなトリビューンは、投書すれば、新聞に掲載されるわけではなく、訴える内容がともなって、初めて掲載されるものです。

 

それとは反対に、メッセージ形式のものなども新聞によってはあります。

このトリビュンヌの単語は、リスニングで引っかかりそうですよね。

 

セザール賞についてはこちらの記事を↓どうぞ。

 

【関連単語】

la tribune     ラ・トリビューン紙

le Monde         ル・モンド紙

tribune       演説、傍聴席、読者の声、

personnalités   有名人

hémicycle    半円形、国会、

 

では、では、

以上で~す。